「お風呂そうじ機」開発ブログ#1

チーム「FLOW」では、お風呂を自動で掃除してくれるアタッチメント式システムの開発を進めています。


~卒研の開発ブログを学生の記録からお届けします!~
きっかけは家のお風呂掃除の手間をどうにかできないかと考えたとき、今後の高齢化社会など、実現すればとても有意義な研究になると企画を提案しました。

アタッチメント式にしたのは、作りこみ式の洗浄機能付き浴槽は大手メーカーよりすでに発売されていましたので、今、家にあるお風呂に使えることを重視しました。

まずはミニチュアのモデルを制作し、可能性を探ります。そのためにまず、重要となる浴槽づくりを始めました。

浴槽を一から作るとなると、材料は何にするか、型をどうやって取るかなどいろいろ大変でしたが、紙粘土を使うことにしました。紙粘土を採用した理由としては、製作費を抑えられ最適だと思ったからです。

紙粘土だけでは形をとれるか不安なため、針金も使ってみましたが、思っていた以上に紙粘土と針金では造形を留めるのが難しく、接着剤も同様でした。
そこで私たちはお風呂形状の物から型を取ろうと思い、機材の蓋から型取りして使用しました。型取りはうまくいき紙粘土から綺麗な浴槽が完成しました。

しかし、紙粘土に水につけるとふやけて使い物にならなくなってしまいます。ということで我々は、ホームセンターでも手に入りやすいニスを試してみました。ニスを塗って実験をしたところ、なんとふやけてしまいました。確認したところ、耐水性の低い「つや出しニス」を使用していたことがわかりました。改めて、耐水ニスも試しましたが、保水できるまでには至りませんでした……。
どうやら方向性が間違っていたようです。

ここまでかなりの時間をロスし、紙ねんどの浴槽をあきらめ、食品タッパーを使った方が早いことに、ようやく気づきました。
タッパーでの浴槽モデルはあっさりとうまくいきました。

担当の先生は「ニスの種類と正しい使い方が分かったから、良かった!良かった!」とおしゃっていましたが、無理だと薄々感じていたらしいです。(笑)
自由にチャレンジできるのが卒業研究の醍醐味だと思います!!

当然、お風呂のモデルを作っていただけではなく、洗剤と水の流れを制御するシステムも開発を同時進行していました。

給水機をコンピュータで制御し、水を流すためホースから浴槽に流せるようになっています。

今回水を流し、かつタイマー制御も可能にしたプログラムはこちらのサイトを参考にさせていただきました。ありがとうございます!

 

今後は、洗浄など機能を追加し、より良いものになるように開発を進めます!!