情報システム科 保坂先生が書きました 「観てきました」

先日の台風はすごい風が吹きました。まるでドライヤーの熱風を全身に浴びているようでした。いや、暑かった。

さて、先日は家族で観劇をしてきました。

先月サントミューゼで行われた「上田城跡能」です。

「能」を観ることはこれまでになくて恥ずかしながら初めてです。

野村萬斎氏とその息子さんである野村裕基さんの共演ということで、上田で観ることが出来る機会を逃してはならじと、家族全員で観てきました。

公演において撮影できないので、これは公演終了後の舞台です。

お客さんもほとんど帰られた後ですが、公演中はほぼ満席でした。

演目は、狂言「舟渡聟」と能「大江山」です。

「舟渡聟」では人気狂言師である野村萬斎氏と父を超える上背でしっかりした体格の息子である裕基さんが織りなす面白おかしい掛け合いが楽しく時を立つのも忘れて観てしまいました。

「大江山」では酒呑童子役の観世喜正氏をはじめとする演者のみなさんの熱演を手元のパンフレットにある解説をよく見ながら観ました。

素晴らしい舞台でした。

公演後のホールには「能」にまつわる品々が展示されていて写真のようなきらびやかな扇子を拝見して、公演直後ということもあって幽玄の美という世界を感じたりなんかしてしまいました。

暑い夏のひととき、古典芸能の世界に浸るよい時間を過ごしました。

たまにはこういうのもいいですね。