JIAものづくりの楽しさを伝える雑学講座

今年もJIA長野県クラブの皆様のご協力で「ものづくりの楽しさを伝える雑学講座」が開催されました。
講師は、上田で木造建築を中心に活動されている、安藤政英先生です。

建築はやはり実際の建物を見ると理解しやすいです。今回は別所温泉に残る古民家探訪を行いました。

まずは、「木造3階建て蚕室づくりの古民家」

管理人の斎藤様から歴史と建物の説明をしていただきました。
お話の全てが勉強になり、学生たちもメモを取り続けていました。

古民家は素敵です。時間が経っているのに新鮮な気持ちにもなり、懐かしさもあり、美しさを感じます。

そして、屋根裏にはこんな立派な木材が使われていました。
自然に曲がった木をそのまま使いながらも、崩れないように組み立てていく人間技も古民家の見どころの一つです。

学生も天井裏を覗き込み、その醍醐味を味わいました。

蚕は温度管理が大切です。そのため暖房にも工夫され、地下で火を焚きその熱を上階へと供給していく設備も見学。

構造から設備、そして仕上げの細部まで工夫を凝らしている建物を堪能しました。

次に「古民家ゲストハウス」です。

こちらはオーナー自らリフォームを手掛けたゲストハウスです。
世界各国から泊まりにくる人気のスポットのようです。
この日もお客様がいらしていて全てを見れませんでしたが、共有部分はとても素敵なインテリアでした。
学生たちも見学に大満足。

最後は「古民家シェアハウス」を見学。
オーナーが建築士ということもあり、こちらもこだわりの建物です。

一つ一つのデザインから優しさが伺え、住む人にとって心地よいものとはこのようにデザインされるのものなんですね。

今回もとても良い学びの時間をいただき、学生たちも大いに勉強になりました。
ご協力いただいたJIAの先生方、ありがとうございました。