受付事務・ビジネス 中島先生が書きました 「草間彌生さんのパワーはすごかった…!」
ようやく、ようやく…
松本市美術館に行ってきました。
いつも車の中から大きなチューリップのオブジェは見ていたのですが
なかなか入館する機会がありませんでした。
同じことを言っている友人達がいたため、
ここはひとつ、行ってみよう~! と松本へ。
まずは、コレクション展での田村一男氏の作品に感動し…
(恥ずかしながら田村一男さんのことは存じ上げませんでした)
蓼科高原等の景色を題材にされている
静かで穏やかで、とっても素敵な作品ばかりでした。
思いのほかゆっくり時間を過ごしました。
さて、特集展示「草間彌生 魂のおきどころ」へ。
作品はキャンパスのものからオブジェ、電飾?など様々。
あの有名な 巨大かぼちゃも!
とにかくどの作品も圧倒的なパワーが伝わります。
これまでの美術館では感じたことのなかった
心臓がバクバクするっ?! そんな不思議な体験をしました。
草間彌生さんについての解説の中には
松本市に生まれ、幼い頃から幻覚や幻聴に悩まされていて
その恐怖から逃れるために必死に絵をかいていたとありました。
(そんなことがあったのですね…)
いくつかの自伝の中には
「ピカソでもマチスでもなんでもこい。
私はこの水玉一つで立ち向かってやる」
「私も水玉、あなたも水玉、すべての生命、
地球さえもが、宇宙に浮かぶひとつの水玉」
と、語っておられています。
はぁ~哲学的…、
なんだかもう凄いの一言しか出てきません。
現在95歳、草間彌生さんのなにかしらと闘い続けている姿、
強さ、そして生命力がストレートに伝わってきます。
ただただ生命体として生存しているのではなく、
生きる意志を持って生きねば……なんて、思いました。
私にとって、特別な美術館の一つになりました。
まだ行ったことがないという方、ぜひ一度足を運んでみてください!