総合ビジネス科 伊藤先生が書きました ガリガリ君に敬意を。

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 私の後ろにいるのは、赤城乳業株式会社の主力商品のキャラクター・ガリガリ君。

 担当している授業で毎年必ず、ガリガリ君にご登場いただいています。

ガリガリ君って、一年中値段は変わらないけど、夏はすごく売れて冬はあんまり売れないよね。
それを経済っぽく説明すると、価格は変わらないのに需要曲線が右にシフトするってことなんだよ

という具合に。

学生さんにはすんなり習得してもらえているはず…
だってガリガリ君 誰もが知っている国民食だもの。

今日は、ちょっと遠出をした先で不意に出会ったガリガリ君について、あらためて調べてみました。

赤城乳業株式会社の公式サイトによると、
そもそもガリガリ君は、当時カップで売られていたかき氷を
ワンハンドで食べられるようにしたいとの思いから開発を開始。
製法として、薄いアイスキャンディーの膜(シェル)を作り、
その中にかき氷(コア)を入れる手法が採られているそうです。

ネット配信記事 日経XTREND2021/5/20)によれば、
ガリガリ君は1981年に誕生、永遠の小学生。昭和30年代のガキ大将のイメージなんですって。
そのため社内では、全員小学生の気持ちで企画会議に出るようにされているとのこと。
ある時とあるコンビニエンスストアのバイヤーさんから
「最近のガリガリ君は攻めてないよね」と言われ、
“売られた喧嘩を買って”生まれたのが伝説の【コーンポタージュ味】なんだそうです。
「社内誰一人としておいしいと思わなかったけど」
(え。そうだったの?…と思ったのは私だけ?)
発売決行したところ、3日で休売になるほどの売れ行きを記録したとか…

また、ガリガリ君はお財布にやさしいお値段ですが
同業他社より遅れて10円値上げをするときに、社員一同頭を下げるCMを作成
値上げに対する不満よりも消費者の好感度を上げる結果になったそうです。

調べれば調べるほどガリガリ君にまつわる蘊蓄は興味深く続きます。

この日記を書きながら、赤城乳業株式会社の社員の皆さんに対する敬意は増すばかり。
この先も、ガリガリ君のお力を借りて、わかりやすく親しみやすい授業を心がけていきたいです。