公務員科 伊藤先生が書きました ヤクルト

最近、つば九郎がチャーミングに思えてなりません。

夢とか希望とか勇気とか、素のままだと口にするのはちょっぴり照れ臭いような言葉でも、スポーツはそれを堂々と惜しみなく、言葉の通りに私たちに与えてくれるんだなあ、と、強く思うようになりました。
最近耳にする嬉しいニュースの殆どがスポーツ関連なのは、ただの気のせいではないですよね。

我が家の男性陣は、自らプレイするのはソフトテニスなのになぜか趣味はもっぱらプロ野球観戦で、全球場を制覇すると意気込んでいます。選手の名前が入った大きなタオル、いったい何枚ある?…いつの間につば九郎がうちに来た?…そんなふうに遠巻きにしていましたが…

気づけば、かつて現役選手だったあの人、この人が、今では監督になっているんですよね。
高津監督って私の中では、アフロヘアのかつらをかぶって♪大都会♪を熱唱している人でしかなかったのに…(ごめんなさい)。三浦監督もリーゼントのただ怖そうな人でしかなかったのに(ごめんなさい)。石井監督もふわふわ不思議君でしかなかったのに(ごめんなさい)実はフロントもこなす戦略家だったなんて。そしてBIG BOSS新庄監督。本当はものすごく計算のできるものすごい頭のいいひとだったのね(ごめんなさい)…

もちろん年齢を重ねたこともあるでしょう。でも、ただ歳を重ねただけではなく、日々の精進とか鍛錬をきっちり敷き詰めていくような丁寧な歳の重ね方をした人だからこそ、いまこうして一球団の監督まで登り詰め、その言葉ひとつひとつに信念と慈愛を語らずとも滲ませることができるのだと思います。同世代として、ただただ尊敬。優勝インタビューの高津監督、こんなにバランス感覚に優れた包容力あふれる人だったなんて。
強い球団は、選手も球団関係者も一様に、監督のことを人として大好きなんじゃないかしら。つば九郎もね。

かくして私の目下の野球観戦の見どころは、選手よりも断然、監督!

どんな采配、どんな言葉、どんな立ち振る舞いで日本中を魅了してくれるのか、これからも注目していきたいです。