インテリア住環境コース 甘利先生が書きました。歴史を感じる「柳町通り」

建築インテリア科のコースブログでスケッチ演習に出かけた「柳町」
その様子はこちら
ここは伝統的な建物が数多く残り、建築の歴史を学ぶのに最適な街です。

一つご紹介

2階部分に注目。
通りに面して外壁から飛び出している壁があります。
これは、「卯建(うだつ)」といいます。
もし隣家が火災となった時、延焼を防ぐ目的で役割で作られた防火壁です。
昔の建物は木で作られているので、火災対策は自分の建物を守るためにもとても大切なもの。
しかし、卯建を作りにも費用が掛かるため、その費用が捻出できないと作ることができません。
そんな意味合いから、状態が今ひとつ良くないことを「うだつが上がらない」といいます。
日常生活で使われている言葉には、建築と深くかかわるものがおおくあるんですね。

さて、そんな柳町を歩いていると
お店の看板が目に留まりました。

何ともかわいらしいデザインです。

それぞれのお店のイメージに合ったデザイン

遊び心あふれるユニークな飾り

歴史感じる町並みに調和がとれた看板たちです。
新旧が融合した素晴らしい景色を作り出しています。

心を温まるデザインで、素敵な時間をいただきました。