公務員科西澤先生が書きました キングオブパーカーと昔の話
1号館の職員室で先生日記の食リポ化が叫ばれて久しい昨今、今回も前回の「2021上半期ラーメンランキング」に続き「西澤的定番ラーメンランキング」でも書こうかと思っていましたが、あるものが手に入ったのでそちらにします。
それがこちら。
ただのパーカーにしか見えませんよね?着用画像がこちら。
顔がいけませんね。死んでしまっています。ウエジョビ職員にあるまじき表情です。
こちらmade in USAを貫くCAMBERというアメリカのブランドのパーカーでして、キングオブパーカーと呼ばれていませんが西澤が勝手に呼んでます。このモデルは「アークティックサーマル」というラインのものです。
この一見普通のパーカー、スゴいんです!!
何がかというとその重さ!!
服の重さには大抵oz(オンス)という単位が使われていまして1oz≒28gです。
一般的な、例えばユニ〇ロのパーカーは7~8ozにあたるところ、このモデルは…
12.5ozのパーカーに6.5ozのサーマルを縫い付けているのです!!併せて19oz!!
ええ、ええ、読んでいる人のぽかーんとした顔が目に浮かぶようです。何をそんなに興奮しているのかと。私が好きなものの話をしていると大抵の人はそういう顔になるんですよねぇ。もうちょっと説明しましょう。
12.5ozのパーカー=普通のパーカーの1.5倍。それだけでもスーパーヘヴィ。すごい密度。
6.5ozのサーマル=それだけでもかなりの保温力を誇るサーマル。
※ちなみにサーマルとは
これです。元々は寒冷地で軍隊が活動するための保温着として生まれたものです。この凹凸が空気を溜め込み暖かさが保たれます。普通のロンTだと寒くなってきたなという時期にサーマルロンTの出番です。そのかなり厚手のものが6.5ozだと思ってください。
ということでこのアークティックサーマルというパーカー、とにかくやり過ぎパーカーなんだと理解してもらえればいいです。それだけでも十二分に暖かい二着を一着にしちゃった。このやり過ぎ感がたまらないんです!!さすが米モノ。恐らく氷点下にならない限りは普通のロンTの上にこれを羽織るだけで私は外出可能です。最早アウター。というか逆に言うと、せっかく手に入ったのに今は1分も着ていられません。先ほど私がウエジョビ職員にあるまじき顔をしていたのも暑かったからです。
このパーカーを20年以上前、中学生の頃から欲していたので少なからずテンション上がっています。
さて、その20年以上前、都内で展開していたセレクトショップがなぜか突然長野駅前にやって来ました。その名も〇reak’s store。姉2人の影響で早くから服に興味を持っていた私は、中学生から通い始めました。ここでCAMBERのパーカーを見て以来、ずっと欲していたのです(途中、きれい目ファッションの隆盛により姿を消しました)。他にもBARBARIANのラガーシャツなど、当時全盛のアメカジ、雑誌でしか見ることのなかったアイテムを前に西澤少年(178cm)大興奮。
そして何より店員のお兄さん方。残念ながら今は分からないのですが、当時の店員さんは本当に純粋に服好きな方ばかりで、ロクに購入できない中学生を相手に「こういうのもあるよ、着てみなよ」「その服だったらこういう合わせ方もアリじゃない?」等、色々な事を教えてもらいました。買えないのに、それを分かった上で純粋に服が好きだから教えてくれる。今の子ども達は服に限らずそういう大人に出会う場所ってあるのでしょうか。四角い画面の中でではなく、リアルな場所でリアルな他人とちょっと緊張しながらもお互いに好きなものを介して触れあえるような、そんな場所があってほしいなぁと、当時のことを思い出したのでした。