公務員科西澤先生が書きました 絶望のパスタ
「絶望のパスタ」
ってなんだか凄い語感じゃないですか?
「どういうこと?」という感想しか出てこない。食べると絶望するの?絶望した人が作ったの?何故パスタ?
これ、あれなんです、
ただのペペロンチーノ
のことなんです。なぜそんな別名がついたのかは残念ながら分かりませんが、面白かったのでタイトルにしてみました。ちなみにペペロンチーノとは本来「唐辛子」という意味らしく、本場イタリアでは「アーリオオーリオ」という名前らしいです。
めちゃくちゃ簡単なので良く作るのですが、ある時期までペペロンチーノは「油でパスタを炒めるもの」だと思っていました。その後「油と(パスタの)茹で汁を乳化させたソースをパスタに絡めるもの」と知り、自作して食べた時の衝撃。別物。
また、鷹の爪を入れる理由について知り合いの料理人は「辛くしたい時はもちろんだけど、味の輪郭をくっきりさせたいから入れるということもある」と言っていました。和食で鷹の爪がぽつんと入っている理由も同じようです。
更に、最後にイタリアンパセリ等を散らして彩りを良くすると思うのですが、私はここでハーブミックスを振りかけるのが好きです。S&Bの乾燥シリーズで普通に売られています。味付けが至ってシンプルなので、複雑な香りをつけてバランスを取ります。
そんなこんなで西澤流の絶望のパスタが出来上がりです。教わったり発見したりした事をどんどん付け足してオリジナルのものを作っていく。だから料理は楽しいです。
乱雑な台所でお恥ずかしいですが、料理中の余裕のない私です。一次試験の結果を待つ学生達はどうしているかな~と考えながら過ごす今日この頃の、日常の一コマでした。