情報処理科 勅使川原先生が書きました。「iMacと二人の賢者」

ちょっと長いですが、
私のiMacと二人の賢者についての物語ですー。

お盆の暑い最中に、
自宅のMacで作業しようと部屋に入ると……

ぶぉおーー!という爆音ファンとともに謎の画面が。

我が家のiMacくんは2009年後期モデル。
なんと10年目を迎えていたのですが、
このモデルが「当たりMac」で
大変に調子が良かったのです。
先日発売した音楽CDもすべて
このマシンで録音・編集をしました!

ところがこの画面。
調べてみるとOSが見つからないよーとのこと。
以前も似たようなことはあったので、
再インストールして、バッアップから復旧するか!と
取りかかると……。なんと!!
「HDDがもう寿命です。
 あきらめてね!起動できません。」との内容が。
とほほ。どうにもなりません。

ご存知のとおり、appleの製品は大変美しいのですが
パソコンとして考えるとメンテが大変に厄介です。
一体型のiMacなのでこれで終わりかとあきらめかけていると……。

 

二人の賢者が声をかけてくれました。
「ウエジョビ工務店」との呼び声高い
保坂先生と矢野先生です。

第一の賢者、ハードウエアの達人、保坂先生は言いました。
「macだってパソコンだから、HDDを取り出して、
 SSDにしちゃいなよ!爆速になるはず!」

でも、iMacは分解が大変だし、
T型ドライバーとか特殊な工具が必要で……と戸惑っていると、
第二の賢者、カーテンから水道まで
工事はお任せの矢野先生がおっしゃいます。
「あるよ!T型ドライバー。自前で持ってるから!
 貸してあげる。やってみなよ!ねっ!」

なんと偉大なる賢者たちでしょう。
私はすっかりその気になりました。

「やればできるはず!
 このまま使えないより、
 可能性にトライするのだ!
 apple愛が試されている。時は来たのだ!!!」

二人の賢者は天使のように微笑んでいました。

そして、自宅に戻り作業にかかります。

 

まずはiMacを開かなくてはなりません。
しかし、iMacにはネジなどで止めた形跡がないのです。

実はiMacって「磁石」で止めてあるんです!!!!!!!
こうして吸盤(100均で購入)で引っ張って開けます。(笑)

ぱかっ!!!

内部の配線を切らないようにT型ドライバーなどで
液晶パネルを外しながら、こっそり開けます。


この真ん中の緑のパーツが見えるのがHDDです。
隙間から手を伸ばして作業し、SSDに換装します。
なんだか時限爆弾を扱っているよう!

 

その後は、リカバリーモードからインストール、復旧となります。
なかなかリカバリーモードに入れなかったのですが、
ダミーの起動領域をUSBメモリーで作ったらすんなり通りました!

ばーーーーぁん!!

無事起動!
そして、爆速!!

新しいiMacを買ったのかと思うほどの速さ!
これは素晴らしい!!
ちょっと大変だけれど、ここまで快適になるとは!!

ありがとう!賢者様!!!
今日も二人は優しく微笑んでいます!!

さぁ!またiMacと素敵なものをつくりあげるぞぉぉ!!

 

*こうした電子機器の分解・改造はすべて自己責任となります。ご注意くださいね!